台湾旅行のお土産は皆さん何を買って帰りますか?定番のものも勿論良いですし、実は台湾では毎年新しい商品もどんどん出て来ています。今回は、ぜひ買って欲しい、おすすめのお土産を紹介したいと思います。
台湾烏龍茶
台湾のお茶はとても有名ですね。日本では税金の関係もあり、2,3割高くなりますので、ぜひ気に入ったものがあれば台湾で購入して帰りましょう。空港や百貨店でもたくさんの種類があり、便利ですが、出来れば試飲させてくれる専門店で、自分に合った味のお茶を探すのがベストだと思います。
試飲するときに気をつけることは、美味しい台湾茶は長い時間浸しておいても苦味が出ず、冷めても香りが飛ばない、ということです。さっと浸して、熱々のものだけを出してくるお店は怪しいかも知れません。時間が経つと、苦みや渋みが出て、欠点が目立つからです。
値段としては、ピンからキリまでありますが、お土産としては、100g200元程度のものだと配りやすいですし、お手頃でお試しサイズとしても良いかなと思います。
市内中心部であれば、永康街から歩いて行ける場所にある、意翔村茶業というお店では、しっかりお茶の説明も受けられ、試飲もたっぷりさせてもらえますよ。ご主人の陳さんは少し日本語を話されますし、日本円での支払いも可能です。
どこのお店で購入してもこのような真空パックに入っていることが多く、開封後から二年くらい持つものがほとんどですので、日持ちもして良いですね。
日本では、烏龍茶は東方美人ばかり有名な気がしますが、東方美人は高い割にハズレも多いですので、高山烏龍茶や凍頂烏龍茶など他にも美味しいお茶もたくさんありますので、色々試飲してお好みのお茶を探して欲しいと思います。
■DATA
意翔村茶業
台北市大安區新生南路一段161巷6之2號
定休日:日曜日
営業時間 9:30~18:00
パイナップルケーキ(鳳梨酥)
こちらもド定番ですね。有名すぎるほどですが、こちらもメーカーによってかなり味と風味が違います。出来れば何個か試して頂きたいですが、難しいかも知れませんので、こちらではおすすめをいくつか紹介します。
1.微熱山丘(Sunny Hills)
サニーヒルズは、東京にも支店があることですっかり有名になりましたね。こちらのお店は、もともと台中の東側、南投県という、パイナップルの名産地から始まったそうですので、餡もパイナップル感というか繊維がしっかり感じられます。冬瓜と混ぜて、甘味だけでごまかしたような安物のパイナップルケーキと違い、パイナップル本来の爽やかな酸味が特徴です。
10個入り420元。松山空港近くに路面店がある他、空港のショップなどでも購入できます。空港以外の支店でしたら、お茶とともにパイナップルケーキを無料でまるまる一個味見させてくれます。
ちなみに、南投県の本店で試食として出しているカステラも、お土産としておすすめです。くどすぎない甘さで、パイナップルと梅味がありますが、私は梅のカステラのほうが美味しかったです。ただし、日持ちはしないので、持ち帰ったらすぐに食べてくださいね。
■DATA
微熱山丘 Sunny Hills
台北市民生東路五段36巷4弄1號1階
営業時間:10:00~20:00
2. 佳徳 Chia Te
佳徳のパイナップルケーキも安定の人気がありますね。しっとりした生地と柔らかい餡がよく合っています。ここのパイナップルケーキが一番だという友人もいるほどです。
もとはベーカリーショップでしたので、現在も店内でパンなどを購入することも出来ます。通常のパイナップルケーキ以外にも、クランベリー入りや、中秋節用の卵の黄身入りのものなども展開されています。路面店は南京三民路駅近く、台北アリーナのあるエリアにあります。
■DATA
佳徳糕餅
台北市松山區南京東路五段88號
3.一之軒
ピンク色の看板で有名なベーカリーショップのパイナップルケーキです。中山駅近くや台北駅構内など色々なところに支店があります。こちらももとはベーカリーショップで、店内ではお手頃価格で美味しいパンも売られていますよ。
オリジナル味やクランベリー入り、冬瓜無しのパイナップル100%の餡のもの、卵の黄身入りなど、色々な種類が楽しめます。こちらは少し甘め。でもくどくないですよ。
10個入り240元、純パイナップル餡のものは8個入り320元です。
■DATA
一之軒 松江店
台北市中山區松江路305號1樓
定休日なし
営業時間 7:00~22:30
4.台鳳牌 鳳梨酥
こちらのパイナップルケーキは、あちこちのスーパーで手軽に購入出来ます。正確なお値段は忘れてしまいましたが、100元程度のお手頃価格だったと思います。
餡は冬瓜入りの滑らかでしっとりした舌触りで、生地もパサパサせず、食べやすいお味です。バラ撒き土産にぴったりですね。
太陽餅
台中の名物菓子ですが、台湾全土で人気です。ミルク風味のする柔らかいパイ生地のような皮の中に、水飴というか、ねっとりとした甘い餡が入っています。あんこではなく、柔らかい飴に近いです。
餡は中心部にしか入っていませんし、外側の皮がとにかく口の中の水分を奪っていくので食べにくいと感じる方もいるかも知れませんが、抜群に台湾のお茶とよく合います!
お茶菓子専用として考案されたんじゃないかと思えるほど、相性抜群。ぜひ美味しい烏龍茶と一緒にお召し上がり下さい。
市内のパン屋さんお菓子屋さん、その他スーパーなどでも簡単に見つかります。メーカーによって味が大きく変わることもありません。
その他スーパーや専門店で買えるもの
インスタントスープ
こちらはクノールスープ。コーンスープが一番おすすめです。日本のコーンスープを想像していると、びっくりしますが、これはスープが透き通っていてもっとさらっとしています。
甘みもあって美味しいです。台湾の人は甘めの味付けが結構好きな気がします。コーンの他、人参などミックスベジタブルが入っているところも、日本のコーンスープと違いますね。
後ろに親子丼のアレンジが載っています。ちょっと甘すぎるかも知れませんが、コーン入りの親子丼も美味しいかも知れません!
私は溶き卵を入れて卵スープ風にするのがおすすめです。腹持ちもいいですし、朝食に最適です。
インスタントラーメン
インスタントラーメンも軽くて、お土産としておすすめです。味に強いクセのあるものもありますので、こちらでは安全圏の商品を掲載します。
1.味味麺
とてもシンプルな味付けですが、コクのあるスープで、クセもなく食べやすいラーメンです。良く言えば、万人受けする味ですが、台湾らしいパンチのある風味を求める方には少し物足りないかも。
私はこうした飽きのこない味のほうが好みです。毎日でも食べられます。
2.寛 捲麺
汁なし平麺タイプです。少し辛みがある麻婆風味ですが、こちらも食べやすいです。台湾はこうした刀削麺のような太麺タイプがよくあります。食感が良いので、人気があるのだと思います。
3.維力炸醬麺
こちらはかなり有名。これも汁なし麺タイプで、お湯を切って、こってりした味のソースと絡めてから戴くインスタント麺です。味は、辛いわけではないですが、濃い目の味でコクが有ってなんともくせになります。香辛料や台湾独特の風味が苦手な方でも大丈夫だと思います。この味を嫌いだという、日本人の友人は見たことがありません。(笑)
維力炸醬のソースは瓶入りで別売りもされています。肉味噌のような見た目と味ですが、肉類は入っておりませんので、日本に持ち帰ることが出来ます。
私はこちらと、乾燥平麺を別に購入して、家で混ぜ麺にしたり、炒飯に使ったりしています。このソースをアツアツごはんに直接乗せて食べる強者も、友人の一人にいますが、炒飯にした方が絶対美味しいですよ!
ドライフルーツやナッツ類
ドライフルーツやナッツなどの乾物は、日本より安いですし、台湾産のものは香りも味もとても良いです。
スーパーなどでも簡単に見つかりますし、また、台北市中心部から西に行ったところにある、迪化街という場所にたくさんの乾物屋さんがあります。
おすすめは、肉厚で香りも良いドライマンゴー。フィリピン産のものとは随分違います。甘みが強く、くせになります。値段もお店によって色々ですが、試食もしつつ、お気に入りを探して見て下さい。迪化街が狭い面積の割に、たくさんのお店があります。
一昔前は寂れた商店街になっていたようですが、最近は再開発が進んできているようで、新しいお洒落なお店も多く、以前より活気があります。
皮付きピーナッツなど、健康志向の高まりで日本でも人気がありますが、台湾のものの方が安いですので、おすすめです。なんでもオレイン酸やリノール酸といった体に良い油分が含まれているんだそうですよ。
アーモンドの粉(杏仁粉)や、キクラゲなども、日本ではなかなか安く手に入れにくいかと思いますので、お料理が好きな方はおすすめです。キクラゲは実家の家族に喜ばれました。(笑)
カラスミも有名で迪化街でもよく見かけます。日本に比べるとお手頃なので、お土産にしても良いですね。私はお酒を飲まないので、いつも実家ではカラスミパスタにして頂いています。とっても美味しいですよ。
ただ、高雄の専門店で購入したものが本当にびっくりするほど美味しかったので、もし高雄に行く機会があればそちらの方がおすすめです。
■DATA
東順記食品
高雄市塩埕區七賢三路107號
定休日なし
営業時間 9:00~22:00
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、知名度のある定番の商品を中心に紹介してみました。どれも一度は聞いたことのある商品という方も多いかなと思います。でも実は、まだまだ紹介しきれていない、マイナーだけどおすすめ、というお土産がたくさんありますので、それはまた次回に。お読み頂き、ありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。