台湾旅行に来て、最初に食べるご飯が鼎泰豊の小龍包という方も多いのではないでしょうか。あのプリプリの薄皮から、肉汁がジュワーっと出るのを想像するだけで幸せになれますね。
有名になりすぎて新鮮ではないかも知れませんが、やっぱり改めて、鼎泰豊ってすごい!と、最近思うようになりました。ぜひぜひ、皆さんに知っていただきたい、そんな鼎泰豊の魅力を改めて紹介したいと思います。
本店には行くな!混まない穴場は芝山のSOGO天母店のティータイム!
台湾旅行では絶対に鼎泰豊に行きたいけど、あの大行列に並ぶ時間がない…と思う方も多いと思います。いつ何時、どの曜日でも永康街近く東門の本店はものすごい人が列をなしていますので、せっかくの限られた日数を、待ち時間で使うのはもったいない!
そこで、他の支店も、と思いますが市内中心部はだいたい同じように混んでいます。台北101や中山の新光三越のところもほぼ同様です。一番の穴場スポットは市内北部、淡水線の芝山駅から徒歩5分のところにある、遠東SOGO天母店です。少し市内中心部から外れるので、MRTかバスに乗って移動しなければなりませんが、それでも待ち時間を考えるとよっぽどマシだと私は思います。
こちらはSOGOの地下一階食料品エリアにあり、エスカレーターを降りると目の前です。今まで二度行きましたが、どちらも待ち時間ほぼ無しです。一度目は9月上旬の平日夜18時半ごろ、二度目は5月上旬の平日午後14時半です。ディナータイムは15分ほど並びましたが、メニューを見ながら、注文票を書いているとあっという間に順番が来ましたし、平日午後に訪れた際は、空席が目立つほどで、スムーズに店内に入れました。
中国語一切ナシでオッケー!入店と注文の仕方はこれだけ!
もし、列が出来ていれば、先頭まで行くとスタッフがいますので、人数を先に伝えましょう。とにかく鼎泰豊のスタッフはサービスが素晴らしいですので、日本語でも英語でも問題なく通じます。どのくらい待つのかを教えてくれ、注文票を渡されます。
写真は中国語ですが、こちらも日本語で書かれているものもありますので、問題ありません。簡単な名前のみの紙の伝票ですので、もし詳細がわからなければ、テーブルについてから聞いてもいいですし、入り口に写真と日本語つきのメニューがありますので、心配ありません。
順番が来ると呼ばれ、席に案内されます。先に温かいジャスミンティーを用意してくれますし、小龍包の食べ方を紹介したマニュアルが一部渡されます。伝票を見ながら、日本語で注文もしっかり確認してくれます。デザートを注文している際は、どのくらいのタイミングで持って来たらいいかまで、しっかりチェックします。
小龍包が来たら、アツアツで食べよう!
小龍包の食べ方マニュアルは日本語、英語、フランス語、韓国語が用意されています。もっと他にも言語対応しているかも知れませんが、台湾でここまで外国人客に対してしっかりしたマニュアルがあるところも少ないのではないでしょうか。
書いている内容も、その国の特徴に合わせているのか、文章がかなり違うのが面白いですね。日本人用にはかなり細かい食べ方の説明があります。最近ではご年配の方なども来られるので、誰が読んでもわかりやすいように、火傷しないように、との気配りが感じられます。
プルプルでスープが透けるほどの薄い皮の小龍包は、熱いですが、やはり蒸したてが一番ですので、来たらすぐに頂きましょう。混んでいても、提供までの時間はそれほどかかりません。れんげに取って、酢醤油と生姜を乗せて、火傷しないように頂いて下さい。
おすすめ裏メニューは実は炒飯!
実は私の友人の一人は、鼎泰豊のことがあまり好きではないのですが、ここの炒飯はなぜかいつも褒めています。
まぁ、台湾人からすると、小龍包は中国南部の料理ですし、台湾料理ではない上に、値段が高くて普段使いするお店ではないのでしょうけれど、それでも炒飯は美味しいと言って、たまに連れて来てくれます。
ご飯はちゃんとパラパラになっていて、味付けも濃すぎたり、油っぽかったりすることもなく、実は一押しのメニューだったりします。何人かの台湾人の知り合いもここの炒飯は美味しいと絶賛していましたので、余裕があればぜひ一度お試し頂きたいです。種類も、豚肉炒飯、海老炒飯、豚と海老のミックス炒飯、豚肉のスペアリブが乗った排骨炒飯と種類も色々ですので、おすすめです。
その他のおすすめ!変わり種飲茶シリーズ
鼎泰豊では、通常の小龍包以外にもいろんな種類があるので、何度来ても楽しめるのが鼎泰豊の良いところだと思います。定番の小籠包以外にも、トリュフ入りや、もち米入り焼売など、珍しいものももあります。ここでは、おすすめのメニューを紹介致します!
ヘチマと海老
日本ではヘチマ料理は少ないですが、台湾人は本当にヘチマが大好きです。お肉のものと比べて、軽い口当たりで食べやすくヘルシーです!皮から透けて見える緑色とエビの赤が綺麗ですね。
魚入り蒸し餃子
こちらも珍しい魚の蒸し餃子です。柔らかく、お魚の身なのにとってもジューシーなんですよ。
カニみそ小龍包
カニみそがたっぷり入っています!目印に、生地で作られたカニちゃんが一匹入っています。可愛いですよね。
海老入り蒸し餃子
こちらも海老が入っています。こちらは大きめの一匹が入っているのでプリプリで美味しいですよ。
小豆餡入り蒸し餃子
デザートに、あん入り小籠包はいかがですか?小籠包というより、温かいおまんじゅうといった感覚ですが、餡があっさりしていて、食べやすいです。持って来てくれるタイミングも完璧で、サービスの質の高さを感じます。
酸辣湯
スープは定番のワンタンスープなどもありますが、酸辣湯が私の好みです。細く切られたお豆腐とお肉がたくさん入っていて、胡椒も効いていてパンチのある味です。酸味も丁度良く、これも食べやすい味ですよ。
青菜炒め
変わり種ではないですが、間違いなく美味しい空芯菜炒めです。台湾料理の定番ですね。ローカル食堂で食べるより、3倍ほど価格が高いのでちょっとびっくりしましたが、飲茶だと野菜類が少なくなりがちなので、こういったメニューで野菜も摂りたいですね。
お土産もたくさん!パイナップルケーキも人気
鼎泰豊はお土産類もかなり充実しています。有名店らしくパッケージも綺麗ですので、目上の方へのお土産にも良いかも知れません。定番のパイナップルケーキから、珍しい龍眼というフルーツ入りのパイナップルケーキもあります。他にも、食べるラー油、オリジナルのビネガーなど色々な商品がありますので、食事が終わったらゆっくり入り口のショーケースを見てみて下さいね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。鼎泰豊って、最初に旅行で来た時に一回だけ行ったなー、でも混んでるし嫌だなぁという方も、天母店ならあまり待たずに入れますし、またぜひ訪れて頂きたいです。味は間違いなく美味しいですし、素晴らしいサービスに、感心することばかりです。お値段は一人当たり2000円程度と、台湾の物価を考えると少し高いと思いますが、たまの日々のご褒美として、また、良い旅の思い出として、ゆっくり楽しんで下さいね。
◆DATA
鼎泰豊 遠東SOGO 天母店
台北市士林区中山北路六段77號
定休日なし
営業時間:10:30~21:30
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