海外旅行に行って、必ず美術館を訪れるという方も少なくないと思います。もちろん台北にも、現代美術を扱う美術館があり、こちらのMOCA Taipei 台北当代芸術館が、一番有名です。
もともと小学校であった古い建物を改装し、今は美術館として使われています。そのせいか、建物のレトロな雰囲気と中のモダン芸術とのコントラストがとても不思議で、面白い空間となっています。
また、ミュージアムショップは可愛くて面白いお土産の宝庫!今回は、美術館好きな皆様に、その魅力をご紹介したいと思います。
場所は中山駅から徒歩5分!便利な立地でアクセス抜群
こちらの美術館、場所は中山駅という、台北の中心地からほど近いところにあります。日本人駐在員も多く、繁華街があっていつも賑わっているエリアですね。
MRTの赤色と緑色が交わる駅ですので、アクセスも良いです。駅付近は地下街が広がっており、ジューススタンドや携帯アクセサリーショップなど、結構楽しめます。地下街の5番出口から地上に出るとすぐですので、雨の日や猛暑の際は地下道から行かれることをおすすめします。
この日もあいにく雨模様でしたが、この美術館は屋外展示も多いですので、晴れた日は、外にある大型の作品もぜひお楽しみ下さい!
入り口すぐ横にミュージアムショップがあります。こちらでチケットを購入できます。
料金はとても良心的で、大人一人50元です。200円弱で、現代美術館を楽しめるというのは、とてもお得ですよね。また、館内は写真撮影も可です。作品によっては禁止のものもあるかも知れませんが、私はまだ見たことがないです。不安でしたら、係の人に確認しましょう。
ミュージアムショップの店員さんに料金を払うと、奥のロッカールームに手荷物を預けることができます。リターン式で、小銭が必要ですが、ショップのレジで両替もしてもらえます。
さっそく作品を見てみよう!
現代美術館ですので、古典的な油絵や彫刻などは少なく、インスタレーションや、映像作品が多く展示されている印象です。
数ヶ月単位で、企画展が催されており、ちょこちょこ見に行っても割とすぐ新しい作品集に変わっていますので、飽きずに何度も来たくなります。
今回は、黄 漢沖さんという作家さんの作品展が開催されていました。『烏鬼』というタイトルで、よくわかりませんでしたが、なんだか少し怖い雰囲気の作品が多いですね。
私達が感じる恐怖、とくにその中でも、先住民族や、古くから続く土着の神への信仰などといった、未知の他者への畏怖が表現されているような印象でした。
落ち着いた部屋の中に、なんだか不思議な感情を呼び起こすような、冷たい色の作品が並びます。結婚式がテーマでしょうか?
新郎も新婦も、仮面を着けています。
何かへのお供え物でしょうか?人々の心を満たしたり、不安を取り除くための信仰、もしくは祖先崇拝が、なんだか少し怖いものに思えますね。(作家さんの意図と全く違っていたらごめんなさい・・・)
こちらは民族衣装のようなものの展示室でした。実際にいらっしゃる部族の方なのか、作品として作られたものなのか、そこまではしっかり把握できていません。
生き生きとした鮮やかさと、不思議な、というか、不可解な雰囲気を併せ持っていますね。
小学校時代にも使われていたであろう、長い廊下です。レンガ造りが、時代を感じさせますね。綺麗に手入れされているので、古めかしいイメージはありません。
時代劇や映画のセットなどに使われても良さそう!
お手洗いも綺麗ですよ。美術館に行くと、ついつい長居してしまって、トイレが近くなる私です・・・
ちなみにこちら、チケットを購入するとチケットとセットで頂けるブックマークのようなもの。毎回展示に合わせたデザインで、半券として貰えるものですので、良い記念になります。
おしゃれなミュージアムショップでお土産を探そう
作品をたっぷり楽しんだ後は、入り口近くにあるミュージアムショップも覗いてみましょう!
こちらのショップは、他のミュージアムショップでもおなじみの、展示品のポストカードや図録は勿論のこと、それ以外にも、おしゃれで少し変わったグッズがたくさんありますよ。
今回気に入ったのはこちら。私が訪れた際に販売されていたもので、いつまであるかは分かりませんが、小さいサイズの絵本?のようなものや、ピンバッジたちですね。
ポップで可愛いデザイン~と思って手に取ると、毒気たっぷりで、なかなかパンチのある内容でした・・・生体標本がテーマのようなのですが、可愛いイラストと正反対の生々しさがあり、衝撃的です。
ぜひ気になる人は探してみて下さい。
カラフルな文房具など、面白いものが見つかると思いますので、お土産探しにも良いですね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
美術館のサイズとしては、比較的コンパクトで、1,2時間もあれば十分楽しめるはずです。前回訪れた際は、見学者が2階から1階に、滑り棒(消防署にありそうな)を滑って下りる、というような、参加型の展示もありましたので、お子様連れでも楽しいかも知れません。雨の日の多い台湾、こういう場所も活用したいですね。
美術館に興味がある人も、そうでない人も、いろんな発見があると思いますので、おすすめですよ!
■DATA
台北當代藝術館
台北市大同區長安西路39號
定休日:月曜日
営業時間:10:00~18:00
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