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台南おすすめ観光スポット③安平古堡と観平夕台へ行ってみよう

台南の歴史を感じる、安平古堡へ行って見よう!

こちらは赤崁楼と同じく、台南を代表する城郭跡です。台南駅から見ると西側、海の近くにあります。

その歴史はオランダ時代にまで遡り、当時アジア貿易に力を入れていたオランダ東インド会社の貿易拠点として、台南は栄えていたそうです。その際に、城として築城され、次第に木造からレンガ造りへと改築が進み、面積も広がっていったそうです。

その後、オランダを追い出した鄭成功の居城として、長く使われていたそうですが、その後は清の管理となります。その後、戦争の影響を受け、廃墟となっていたそうですが、日本時代に再度改修が進んだそうです。改修したことで、昔の城跡は破壊されてしまいましたので、築城当初の遺跡はあまり残っていません。その後、現在の展望台が整備されたのは1975年だそうです。

早速入場してみよう!

外から見るだけでも綺麗ですが、折角なので来たからには中も見学してみましょう。入場料は大人50元、安いですね。台南市民は無料だそうです。訪れた日は、たくさんの修学旅行生も来ていましたよ。

中は至ってシンプルです。右手の階段を上がったところに展望台と資料館があります。まっすぐ奥へと進むと、築城当時の壁が、一部そのまま残されていますので、見に行ってみましょう。

400年前に造られた歴史ある城壁を眺める

入り口から見て左手には、熱蘭遮城博物館とカフェがあり、休憩出来ます。今回はこちらの博物館は見に行きませんでした。また、入り口から真っ直ぐ進むと、このような大きなレンガの壁が現れて来ます。

こちらの壁は、17世紀、まだセメントが存在しなかった時代に、レンガを積むために、牡蠣の殻を砕いて繋ぎに使ったと言われています。牡蠣の殻や穀物を混ぜて、のりのようにして、壁を作っていったんですね。現在のものと比べると、やはり強度は弱いと思いますが、それでも、現在までその姿を残しているということは、やはり優れた建築技術だったのでしょう。

ガジュマルのような蔦のような植物がまとわりついていて、なんだかジブリのアニメに出て来そうな雰囲気ですね。城内には、南国らしい木々が植えられているのも特徴です。

全体的に、とても綺麗に手入れされています。

このさらに奥、北側の敷地内に、現在も続く遺跡の発掘場があるそうですので、時間があれば、じっくり見てみても面白いと思います。歴史を感じることが出来ますよ。

展望台へ上って、台南を一望しよう

入り口から右手に進むと、資料館があります。階段がきついですが、頑張りましょう。ここは、お土産屋さんも併設していますし、その奥の部屋が資料館となっています。あまり広くはありませんが、安平の歴史が英語と中国語で解説されています。

オランダ時代の昔の姿を再現した模型も展示されていますよ。

資料館の左手に展望台が見えます。あまり広くはないので、一度に上がれるのは5人くらいでしょうか。エレベーターはありません。階段も急ですので、気を付けて下さい。

夏の暑いときは大変です。50段以上ありますが、頑張って上りましょう!

こちらが、一番上から見た景色です。どちらの方向に何が見えるか、窓ガラスに説明が付いています。

最上階の手すりには、たくさんのハート型の南京錠が付いていました。恋愛成就の有名スポットなのでしょうか。


安平老街や周りの売店も見て行こう

城内は至って簡素で、資料館と展望台を見てしまうと、あっと言う間に一周出来てしまいます。時間があれば、中の売店も良いですが、安平古堡の周りには、有名な安平老街や、多くの売店、土産物屋が並んでいますので、ぜひ見て行きましょう。安平は海が近いですので、海産物が美味しいです。海老ご飯や牡蠣オムレツなども有名店がありますし、平日でも賑わっているエリアですので、楽しいですよ。

安平老街の近くで、おばさま達が、牡蠣の殻を剥いていました。皆さん、とても手際が良いです。

この大量の牡蠣の殻も、きっと何かに再利用されるのでしょうね。

台南の夕日を見に行こう

安平區は夕日が綺麗なことでも有名です。安平古堡から近いところが海岸線になっていて、安平古堡の北側、安北路という道を西にずっと進むと橋頭海灘公園に当たりますので、ここがサンセットスポットです。ビーチは観夕平台という名前になっているようで、浜が長く続いていて、夕方になると多くの人が集まってきます。

私たちが訪れた日も若いグループや家族連れが多く来ていました。海岸から突き出るように造られた防波堤の上が歩けますので、ずっと奥まで歩いて行くことが出来ます。ちょっと高くて怖いですが、夕日が綺麗に見えるのでおすすめですよ。では、行ってみましょう!

写真では分かりにくいかも知れませんが、防波堤の高さは2mくらいあります。落ちると危ないですので、気を付けて歩いて下さい!結構人が多いですので、すれ違うときは怖いです。

いよいよ日が落ちてきました。周りが海しかありませんので、こんな風に夕日が綺麗に見えます。奥は牡蠣の養殖場でしょうか、何やら仕掛けが見えます。ビーチでは、若者グループが動画撮影をしていて、青春を満喫していましたよ。

おわりに

いかがでしたでしょうか。台南の安平區は、海が近く、潮風を感じながら、遺跡を見たりビーチで夕日を眺めることも出来ます。安平區の海岸は複雑に入り組んでいて、小さい入江や、マングローブ林があちこちで見られます。天気のいい日はゆっくり散策してみるのも良いと思いますよ。お読み頂き、ありがとうございました。


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