台湾のマンゴーって本当に美味しいですよね。台湾人の友人としては甘すぎるし、観光客向けに商品化され過ぎていて、他の果物と比べて値段が高いのであまり好きではないそう。それでも、台湾出身ではない私にとっては年中食べたいくらい大好きなフルーツです。
台湾在住の方にとっては、なんてことないことかも知れませんが、観光で来られた方にとっては、マンゴーは短い滞在期間でも絶対食べて帰りたいですよね。もちろんアイスモンスターなどでかき氷として食べるのも良いのですが、どうしてもかなり割高になってしまいます。今回は、台湾でもっと気軽にマンゴーを楽しめる方法をご紹介したいと思います。
絶対市場で買うのがお得!一個100円以下のことも!
まず、生のフレッシュマンゴーを手に入れる方法としては、スーパーマーケットか、青果市場か、というほぼ二択になると思います。一部百貨店などでも、取り扱いがありますが、綺麗で品質が良い分高価になりますので、滞在中に自分用に召し上がるのでしたら、避けた方が無難です。
スーパーマーケットは市内中心部でも数軒アクセスの良いところにありますので、そうした場所で買うのも一手です。なにより便利ですし、あれこれ迷って時間をロスするくらいなら、スーパーで購入するのも良いと思います。しかし、地元の台湾人はスーパーではあまり果物、野菜は購入しないようです。
鮮度、品質、価格の面で、どうしても市場に劣りますので、私の友人も絶対にスーパーでは買いません。たまに鮮度が落ちたものをカットして、割引価格で置いているときなどは、その日のご飯用に少し買う事もありますが、それもあまりないですね。
やはり、マンゴーはトータルして青果店、もしくは地元の朝の市場で買うのが正解です。なにより安いですし、新鮮なものが手に入ります。また、季節の旬のものを多く置いていますので、一目でどれが旬でおいしい果物かが、よくわかります。
市場のおばちゃんたちは、北京語もしくは台湾語でないと詳しく話を聞くのは難しいことが多いですが、値段がしっかり表示されているので、ぼったくりはほとんどないと思います。ですので、観光客でも安心してお買い物出来ますよ。指さし会話でも購入できますので、遠慮せず行きましょう。
切る道具も無いし、困るという方も、店頭でカットフルーツを置いていることも多いですので、こちらも問題ありません。買ってそのまま食べられますし、便利ですよね。観光客が多い夜市などで買うより、やはり安いと思います。
マンゴーの食べ頃は初夏が旬!一番美味しいときに食べよう
マンゴーはイメージとしては年中出回っていて、どこでも食べられる気がしますよね。たしかに人気商品ですので、ハウス栽培も盛んですし、お店では年中取扱いのあるところも多いです。しかし、やっぱりフルーツは旬に食べるのがいちばんです。何より、価格がいちばん安くなりますし、気候に最も適しているときなので、農薬量が少なくて済みます。ただでさえ、栽培が難しく、農薬や肥料をたくさん使うマンゴーですので、旬に食べるのがいちばん体にも良いですし、味ももちろんおいしいです。
最近、5月のあたまに青果店で購入した際は、2個で88元でしたので、一個当たり160円程度ということになります。その後、別の場所では小さいサイズのものが8個で150元で売られていました。一つあたり、68円ほどです。すでにかなり安いですが、これでもまだ、最盛期ではありませんので、今後もっと下がると思います。
7月ごろでしたら、小さいB品が一個50円を切るくらいでも売られているそうなので、ぜひその時期に旅行してください。物価の安い他の国でも、特売で一個150円位の、輸入のマンゴーを見かけたことがありましたが、それ以下で買えます。台風もまだ少ないですし、初夏がチャンスですよ。
ちなみに、こちらのマンゴーは市場に一番出回る愛文マンゴーという品種。赤い色が特徴的ですが、このように黒い斑点があるものがあります。これは、菌が付着した部分らしいですが、皮を剥いて、中が綺麗であれば、問題ないそうです。外から見るとわかりにくいですが、それほど気にしなくて良いと思います。実が変色していたらそこだけカットしましょう。
マンゴーの美味しい食べ方!綺麗にカットして無駄なく食べよう
マンゴーの食べ方はもう個人の好き好きといった感じなのですが、いちばん綺麗に切れる方法をご紹介します。最近のホテルは冷蔵庫があるところも多いですので、ぬるくても甘味が増すのでそれはそれで良いのですが、個人的には冷やしておくのがおすすめです。
あまり大きなナイフはいりません。旅行用のトラベルナイフでも完熟していれば簡単に切れます。ただ、果汁がかなり漏れるので、ビニールの上か、汚れないよう気を付けて下さい。
まず、マンゴーは真ん丸ではありません。ラグビーボールを少し潰したような形で、楕円形で膨らんでいますが、少し平たい面があります。平たい面を上下に、三枚に下ろすように、ナイフを入れて下さい。真ん中に大きいひまわりの種のような、3cm程度の厚みの種がありますので、ぎりぎり当たらないくらいにスライスします。
上下の部分の皮を下に持ち、格子状に切れ目を入れます。このとき、手を切らないよう気を付けてください。皮までざっくり切ってしまうと綺麗に開きませんので、皮の部分は切れ目が入らないようにしましょう。
裏返すように、皮をひっくり返すと、この通り
綺麗に切れますね。このまま、立方体状の実を一個一個落とすと一口サイズになりますので、食べやすいですよ。真ん中の種のまわりですが、実がたくさん残っていますので、ナイフで細かく切り落としても良いですが、私は面倒なのでそのままかぶりついてしまいます。手が汚れるので、注意してください。
皮だけ剥いて、全部かぶりつく、というのもワイルドで良いですが、マンゴー一個まるごとって、かなり量が多いのです。一人で食べ切ると、水分でおなかがじゃぶじゃぶになってしまいますし、途中で飽きてきますので、2,3人で分けるのがちょうど良い量だと思います。綺麗に切り分けて、夜のデザートにしてください。日本ではなかなかこのお値段で食べられないので、ぜひおなかいっぱい楽しんで帰って下さいね。
日本に生のマンゴーはお土産で持って帰ることは出来ませんが、ドライマンゴーでしたら可能です。迪化街にたくさんの乾物屋さんがあります。台湾のマンゴーは肉厚で甘みが強く、とっても美味しいです。ドライフルーツなら試食ができるところも多いですし、ぜひお気に入りを見つけて持って帰って下さいね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。台湾マンゴーの魅力が少しでも伝わればいいなと思います。加工してスイーツにするのももちろん良いですが、生の旬の美味しさはそのまま頂くと格別です。日本で買える高級マンゴーに全くひけを取らない甘さですので、ぜひ一度お試し下さいね。
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