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台北旅行で乗り放題のカードは必要?実際に検証してみた!

皆さん、台北に旅行に来られる際、交通費はどのようにされていますか?よくMRT(台北市内の地下鉄)の広告などで、乗り放題券の広告を見かけたりするのですが、あ、これお得かも!?って思ったことありませんか?

ひょっとしたら、旅慣れた方のほうが24時間乗り放題や48時間乗り放題といった交通周遊カードを、積極的に利用されていたりするかも知れません。案の定、私の旅好きな友人の中でもこういった乗り放題系のチケットを購入すれば安く行けそう!と言っていたのを聞いたことがあります。今まで実際には使ったことが無く、確かにな~、一度使ってみようかな、と思ったこともありましたので、今回どちらがお得が検証してみました。

乗り放題チケットはいくら?値段を比較!

台北メトロの公式サイトより、価格を参考にさせて頂きました。

台北捷運公司モバイルサイトhttps://m.metro.taipei/jp/ticketinfo.html

普通の個人旅行で来られる方が利用するなら、この辺りのチケットでしょうか。一番安いものはワンデーパス150元というものですが、当日限りその日の終電まで、というチケットなのであまり便利じゃないのでここでは割愛。

可能性としては使った日時から、まるまる48時間、もしくは72時間地下鉄のみ乗り放題という券が使いやすそうですね。48時間チケットで280ドル、日本円でちょうど千円くらいです。72時間だと380ドル、1400円くらい。やはり時間が長いほうがコスパは良いです。

旅慣れた方でバスも乗りたい!という方には、地下鉄とバスどちらも乗り放題の券があります。ただし、48時間、などの時間制限ではなく使った日から二日間、というような日付での縛りになりますので注意して下さい。30元程度しか変わりませんし、安いような気がしますよね。個人的には、バスは一回15元と運賃が安くて非常に便利で良いのですが、慣れた方しか使いにくいですし、渋滞する時間があることを考えればバスは普通に悠遊カードで必要なときだけ支払いし、あとは地下鉄と徒歩で目的地まで行ける気がします。

こうして見ると、乗り放題チケットもむしろ全然高くないですよね、48時間で千円程度なら元取れそう!と、感じますが、果たしてどうでしょうか。

旅行中およそいくらかかるか計算してみよう!

実際のところ、地下鉄一回乗る料金はいくらくらいなのでしょうか?距離によって変わってきますので、旅行中よく使いそうな路線と場所の料金を見てみましょう。

先ほどの台北メトロ公式サイトで運賃計算がすぐにできます。https://m.metro.taipei/jp/pda_ticket_price_time.asp

例えばよく使いそうな台北駅から同じ淡水信義線中山駅ですと、一駅だけなので16元(悠遊カード利用時。現金だと20元)です。所要時間2分ですので、最短距離ですね。台北市の中心部の移動だけでしたら、ほぼこのお値段で移動できます。

少し離れるとして、例えば台北駅から士林夜市のある士林駅まででしたら、20元となります。実質の距離が6km弱ありますので、その距離を100円弱で移動できるって、めちゃくちゃ安くないですか?日本の都市部ではありえない金額だと思います。

有名観光地の淡水に行くのでしたら、台北駅から淡水駅まで、淡水信義線で40元です。所要時間およそ37分。これ以上遠くに行くことは旅行中あまり無いと思います。台北市内から出てしまうと乗り放題券は使えませんので、別途支払いになります。(悠遊カードは使えます。)

48時間チケットを購入したとして、一日当たり140元。近距離の移動ばかりだと想定すると140÷16=8.75、つまり一日8.75回乗らないと元が取れないということですね。

淡水まで行って、市内中心部に戻ってくる日が一日あるとすれば、140-80=60。60÷16=3.75。これだと、残り、市内中心部で4回乗れば元が取れます。間に、士林夜市も挟むとすると… うん、これなら使いそうですね!

しかし、台北の中心部は繁華街がかなり密集していて、駅と駅の間隔は1kmくらいです。真夏の酷暑の中であれば、ちょっとの距離でも公共交通機関を使う方が絶対に楽ですが、そうでなければ運動がてら歩ける距離に色々な見所が集まっていますので、徒歩がおすすめです。

実際、私が使った金額で比べてみよう!

今回、私は初日深夜着、二日目市内へ移動、三日目市内観光と十份へ移動、四日目市内観光、五日目お昼すぎまで市内観光から空港へ移動、という流れの旅行だったのですが、使った交通費全て含めて641元でした。

なーんだ、結局まぁまぁ使うじゃん、という感じなのですが、以下、内訳です。

★空港からの移動(往復):255元

行きのバスが130元(桃園空港から台北駅、深夜早朝帯料金の國光客運)、帰り(松山空港から桃園空港まで國光客運)125元

★十份への日帰り旅行(往復):143元

台北駅から瑞芳駅まで44元、瑞芳から菁桐27元、菁桐から猴硐22元、猴硐から台北駅50元

台北市外の運賃がトータル398元かかっていますので、こちらを引くと残り641-398=243 つまり市内では243元しか使っていません!243÷16=15.19 まぁそうですね、たしかに15回くらいしか乗らなかったかも…

それでも、市内に滞在していた間は淡水に一回、北投には二回行っていますし、圓山駅や松山駅の方まで足を延ばしたりもしています。移動距離としてはかなり移動したのではないかと個人的には思っています。

結論:普通に悠遊カードにチャージして必要なだけ乗るのが結局安い!

はい、今回の結論としてはこれに尽きます。台北中心部に見所が多く歩いて回れる場所が多いことに加え、公共交通機関の運賃の安さが影響していると思われます。

今回はトータル80時間弱、移動を伴う活動を台湾で行っていた訳ですが、実際これだけしかかかっていません。空港からの移動や市外での移動も加味すると、市内移動だけで243元。市内に滞在していた時間も計算すると60時間程度になりますから、台北メトロ48時間乗り放題だと280元必要な訳です。72時間チケットで380元と考えても、延長してあと12時間滞在して、さらに150元分使うかと言われても多分使いません。かなり小刻みに乗り続ければそのくらいの額は行くかも知れませんが、おそらくトントンか、下回る可能性が高いです。あまり色々心配したくない、暑い時期でとにかく楽に早く移動したいということであれば、もちろんお得かも知れませんが、あまり必要ない気がします。

もちろん、折角の旅行ですので、乗り放題券を買うにしても買わないにしても、それほど大きく差があるわけではないので気にする必要がない方もいらっしゃるかと思います。それでも少しでも費用を抑えて旅を楽しみたい!という方は、ぜひ一度旅行前に行き先などからおよその費用を考えておくと、意外とお得に回れるかも知れませんよ。ぜひお試し下さい!

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